自民党30兆円規模経済対策「やるやる詐欺」にご注意を

経済

空手形の大規模経済対策

自民党がコロナウィルスの感染拡大に伴い30兆円規模の対策を行うことを発表したが、かなり怪しい内容に・・・どうせネトウヨとか安倍政権支持者は、「さすが安倍ちゃん!!無能な野党とはひと味もふた味も違う!!」とかやりだしかねないので、「大した効果は期待できない」ということだけ書いておきたいと思う。

政府、与党は22日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策で、国の財政支出をリーマン・ショック後の対策の15兆円を上回る金額とし、民間支出も含めた事業規模を30兆円超にする方向で調整に入った。大規模な2020年度補正予算を編成する。国民への現金や商品券の支給のほか、外食や旅行代金の一部を国が助成することを検討。中小企業の資金繰り支援も強化し、事業継続や雇用維持を支援する。財源には赤字国債の発行を検討する。

 与野党から消費税減税を求める声もあるが、社会保障の重要財源でもあり、見送られる公算が大きい。今月末から協議を本格化し、4月上旬にも決定する。

政府、コロナ対策30兆円規模に 消費減税見送り公算、旅行代助成

伝染病が流行してるのに旅行補助の謎

まず、最初に気になるツッコミどころを挙げると、謎の「外食や旅行代金の一部を国が助成」という項目が含まれている点。

もちろん、通常の経済対策であれば問題ないが、コロナウィルスの流行で、旅行や外出を控えなければいけない状況でまさかの真逆の政策。何がやりたいのだろうと思うけど、どうやら二階の利権が絡んでいるらしい(二階氏は全国旅行業協会会長)。

現在、コロナウィルスの影響で旅行会社は壊滅的な打撃を受けているそうなので、おそらく業界の人間に泣きつかれたのだろう。

緊急融資は連鎖倒産の先延ばしにしかならない

国の財政支出の規模はリーマン・ショック後の対策と同じく15兆円程度。当初は「国民全員に10万円給付!!」なんて言ってたけど、リーマンショック時の定額給付金は1万2000円だったので、おそらく今回もその程度になるのではないか。

コロナウィルスの影響は、かなり広い範囲で発生しているが、結局ある程度利権が存在する業界や業種に対する援助が重点的に行われるだろう。まあ、仕方のない話ではあるが。

また、30兆規模の対策の中には緊急融資なども含まれるだろうが、これだけ経済が落ち込んでいる状況で企業に一時的な融資をしたところでせいぜい連鎖的な倒産を先延ばしにするくらいの効果しか期待出来ない。

本来なら、売り上げの減少を補填するカタチで給付を行う必要がある。

規模が小さすぎる問題

ちなみに、ゴールドマンサックスは今年4~6月期のGDP成長率が年率換算でマイナス24%まで落ち込むと予測している。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国の今年4~6月期の実質国内総生産(GDP)が前期比24%減(年率換算)に落ち込む、との予想を米金融大手ゴールドマン・サックスが20日まとめた。JPモルガン・チェースも18日時点で4~6月の米成長率をマイナス14%と予想するなど、米銀大手は相次ぎ経済見通しを引き下げており、景気後退入りが確実視されつつある。

米GDP「マイナス24%」予測 失業率も9%に悪化か

リーマン・ショック直後の2008年10~12月期でもマイナス8・4%だったので、リーマンショック以上の打撃が予想される。さらに、日本は消費税増税で、もともと経済が急激に悪化していたという現実を考慮に入れるなら、「15兆程度の財政出動ではどうにもならない」というのが実際のところだ。

「焼け石に水」というと言い過ぎかもしれないが、まあ、せいぜい期待できるのは、大幅な落ち込みをほんの少し緩和できる程度の効果に過ぎない。

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自民党の経済対策は期待できる?
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コメント

  1. […] (※参考⇒『自民党30兆円規模経済対策「やるやる詐欺」にご注意を』) […]

  2. […] 先日、『自民党30兆円規模経済対策「やるやる詐欺」にご注意を』という記事を書いて、経済対策の規模と真水の違いについて説明したのだけど、やっぱりこの違いってあまり理解されてないんだなーと思った。 […]

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